自分で言うのも何ですが、サラリーマン時代は一所懸命働き、(出世)コースに乗ったような気もしていました。ところがやがて「もう十分。お腹いっぱい」と、心身ともに音を上げてしまい、ドロップアウトしたというわけです。
公邸にただならぬ『何か』を感じたのは私だけではなかったらしく、細川首相の佳世子夫人はお子さんたちと同居されず、寝室を一室お使いになっただけで、残りの部屋にはお香を焚かれていたようです。私が下見にまいりましたときに、まだ残り香がたち込めていたのがとても印象的でした。
人生のいろいろな局面で自分で考えていくだけでいい。考えて了解する人生は誰もが実現できる。考えた結果失敗するかもしれないが、誰かの成功法則を自分で実験するよりも、自分で考えて自分だけの人生を発見していくほうが、結局、納得できる人生になる。