今はテレビ以外にもいろいろな仕事をしていますが、根本は変わりません。世の中の人すべてを幸せにすることは難しいけれど、誰かひとりでも幸せにできているか、人にどう役立つのか。そこを突き詰めることが仕事だと思っています。
グローバル市場では「いかに人を買い叩くか」という競争が行われている。これからの時代は「いかにコモディティにならないか」が重要なのだ。コモディティ化の潮流から逃れられるときに、人より勉強するとか、スキルや資格を身につけるといった努力は意味がない。ポイントは「スペシャリティ」になることだ。
税金を投じて一時的に企業を助け、産業構造の変革を阻害し、時代に合わない会社ばかりが国内にあふれていけば、社会全体が死んでゆく。公共事業で建設業者を延命することも、高齢化した小規模農家に税金をばら撒くことも、長い目で見れば同じ負の効果を持つ。
僕は、特にアウェーというか逆風を受けながら進んでいくような経験が大事だと思います。苦手な人に会うとか、ソーシャル・ネットワークを使うのでも、仲良しクラブ的なFacebookよりも、いろいろな人との接点があるTwitterを選ぶとか。さまざまな人とやりとりができる環境では誤解があって当然ですから、僕のTwitterはしょっちゅう炎上しています(笑)。でも、そこにあるのが挑戦なんです。