世の中の大多数の人が、「自分と同じ悩みを持っている」ことに、ほとんどの人は気付きません。「圧倒的に多数派」の自分を、少数派のダメ人間と考えて、「自分だけが」と悲観的、自責的になり、自己卑下しています。精神的に痛めつけ、自分でマイナス感情を作り出している。悩みをより深いものにしてしまっている。あなたの悩みの原因は、あなた自身なのです。
40代、50代、あるいは還暦を過ぎた今のほうが、モテているかもしれない。その理由を考えたとき、気づいたのは「日本ではギラついているタイプはモテない」ということです。年齢を重ねるにつれて、経験値が増えて、少し肩の力も抜けてくる。そこから生まれる余裕みたいなものが、モテにつながっている気がします。
今の時代は何か言うとすぐ炎上するので、お喋りすることに臆病になっている人も多いはず。そうではなく、お喋りの価値を高めたい。何を言ってもいいんだという心理的安全性があり、その上で互いに言葉を重ね、新しい理解や発見、価値観を生み出していけたらと。
幼いある日、弟と二人でキャッチボールをしていたとき、近くの銭湯の女湯の天窓にへばりついて覗きをしている男を見つけたんです。急いで家に帰ってそれを告げたところ、母は私たちに「その人にはきっと、そうしなければならない事情があったのよ」と。当時は子どもですから、何のことやらサッパリわからない。でも、人はさまざまな事情や哀しみを抱えて、それでも平然と生きているものなのだと…そういう考えが、いつしか私の中に根づいていきました。
自分の計算の中ではもうピークが始まっているとも思っているので、これがいつまで続くのかな、いずれは終わってしまうんだよなという気持ちもあります。ピークから下がってきたとき、僕はどういう気持ちになるのかなということは考えますね。今は上がっている状態なのでいいんですけど、ちょっと下がってきたとき、一気に気持ちが落ちてしまわないかなという、アレはあります。
日本語話者なのに、文章をきちんと読めない人、本を読まない人が、自分が正義中毒であることを客観視できないまま、いつもいつも誰か一人を見つけようと目をぎらつかせていて、標的が見つかればいち早くその人を攻撃し、快感を搾り取るように攻撃し続けて、それに溺れて日々を過ごしているんだろうなあ、と思っています。