人事評価で重要なのは、評価する側の満足ではなく、評価される側に「評価された」と伝わることだ。端的な話、一円でも差は差で、昇給額がみんなより一円でも高ければ、その人は努力が評価されたことになり、一円でも低ければ、その人は努力が足りなかったことになる。これが500円の差になると、「なぜ500円なのか」と、金額の納得性に目が向いてしまう。それが心理だ。