オレはパーティーの時なんか、その日会う人の名前を手のひらに書いて出て、忘れたらそれを見て話すようにしているし、それでも忘れたら、手を見せて『こうして覚えようとしていたんだが忘れてしまった』といいわけをすると、相手はその手をさし上げてみんなに見せ、『自分の名前をこんなにまでして覚えようとしてくれた』と喜んだ。
人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いしすぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。ハイパー消費が世界を壊しているにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。
料理人と主婦は違う。家庭の主婦にとって大事なことは、いかにクズを出さずに使い切るか、ということです。おからにお刺し身の切れ端や貝柱のひもの部分を入れてみる。キャベツ1個をどうやって芯まで使い切るか、なのよ。